外国為替市場の為替取引所は存在しない?

為替取引や証券取引、為替市場に株式市場など何かしら言葉は聞いたことがあるものの、実は頭の中でそれぞれの定義が曖昧になっていることはないでしょうか?例えば株式市場を運営しているのが証券取引所ですが、東証と呼ばれる東京証券取引所始め、名古屋や福岡にもあります。東京証券取引所では第1部、2部の大手企業の株やマザーズやジャスダックといった新興企業株の市場取引も扱っています。では、外国為替取引についてはどうでしょう。東証のような為替取引所はどこにあるのでしょうか。


実態のある東証とバーチャルな「為替取引所」

結論から言うと、外国為替市場の「為替取引所」はどこにもありません!ニュースなどでよく「東証一部の、、、為替市場は本日、、、」などと同等に報道されているので外国為替市場がどこかにあって、為替取引所にて証券マンたちのようなプロが取引をしているのではないかイメージしてしまうものです。実は外国為替市場はインターネットや電話といった通信綱によって取引が完結される完全な仮想空間における市場になっているのです。


外国為替取引とは

外国為替の取引ですから、対象となるのは世界中の様々な国で使われている通貨です。日本なら円、アメリカなら米ドル、ヨーロッパならユーロといったようにそれぞれを売買してその日のレートを基に為替差益を狙うといったような取引が行われています。これらの売買取引はすべてインターネットや電話など通信機器やコンピュータを利用して行われています。


インターバンク市場とは

外国為替市場には銀行や証券会社などの金融機関がダイレクトに売買取引をする「インターバンク市場」と個人や一般的な企業が銀行などに売買取引を仲介してもらう「対顧客市場」の2種類があります。通常ニュースなどで聞かれる「為替市場」とは=インターバンク市場を意味していると捉えて間違いありません。一個人が外国為替取引に参加するということは、「インターバンク市場」で取引をする金融機関に仲介してもらう流れになります。


証券取引所にはクローズする時間があるけれど・・・

外国為替市場はいつでも開いているという点が大きな違いです。ですから為替取引所はいつでも開いていて、好きな時に取引ができるということになります。というのも外国通貨が取引対象となるので、日本が夜中でもニューヨークは朝、市場が開くというようなことです。これがどこかしらの国の市場に当たるため、結果として24時間為替取引はオープンな状態にあるということになります。

株式市場の証券取引所のように時間に拘束されないのが「為替取引所」の魅力でもあります。外国為替取引にはこのように様々なメリットも多いのです。